男性初心者におすすめのクラブセッティング
ドライバー(1W)
3番ウッド(3W)
4番ユーティリティ(4U)
5番~9番アイアン(5~9I)
ピッチングウェッジ(PW)
アプローチウェッジ(AW)
サンドウェッジ(SW)
パター(P)
合計 12本
初心者のクラブ選びのポイントは「手頃なものを」「ひと通り」「勢いで」揃えること、そして、人生最初のクラブセットを手に入れる時は、中古クラブ販売店のオンラインショップで揃えるのがおすすめだというお話をさせていただきました。
今回のテーマは、「初心者のクラブ選び」です。 初心者の方やこれからゴルフを始めようかなと思っている方のためにお送りします。 男性用と女性用の両方を扱っていきます。 最初に結論 手頃なものを・ひと通り・勢いで […]
今回のテーマも、前回に引き続き「初心者のクラブ選び」です。 前回は、初心者の方やこれからゴルフを始めようかなと思っている方のためのクラブ選びについて、「手頃なものを」「ひと通り」「勢いで」揃えましょうというお話をさせて[…]
以下で、クラブ選びのポイントと、「忍三郎が友達に勧めるとしたらこんな感じ」という予算別のクラブセットの具体例をご紹介します。
クラブ選びのポイント
距離の空白を作らない
クラブセットを計画する時に一番大事なことは、飛距離がぽっかり空かないように、なるべく等間隔に飛距離が刻めるように番手を選ぶことです。最初に挙げた12本は、そのような意図で選んでいます。
一般的な飛距離(ドライバーの飛距離200~230yくらい)の人は、この組み合わせで用意しておけば、番手の間に30y以上の空白ができることはないはずです。
男性アマチュアゴルファーの一般的な飛距離として、番手別に以下の飛距離を想定しています。1Wで230y、7Iで150y飛ぶと仮定してざっくり設定しています。(力に自信のある方はそれぞれ+5~10y、あまり力の無い方はそれぞれ-5~10yほど補正して考えてください。)
番手ごとの想定飛距離
1W | 230 y |
3W | 210 y |
4U | 190 y |
5I | 170 y |
6I | 160 y |
7I | 150 y |
8I | 140 y |
9I | 125 y |
PW | 110 y |
AW | 100 y |
SW | 80 y |
シャフトの硬さ(=フレックス)はとりあえず「R」
アマチュア用のクラブシャフトのカテゴリとして、硬いものから順にS、SR、Rの3種類が一般的ですが、たいていの方は、フレックスRから始めていいと思います。
力の足りない人が硬いクラブの性能を引き出すのは至難の業です(たぶんスコアが崩れます)。逆に力の足りている人が柔らかいクラブに合わせる事は簡単で、ミスを少なくでき、そちらの方がむしろ好スコアにつながる可能性もあります。
ただし、高身長だったり、スポーツ経験者でガッシリ体型の人は、普通に振ってもクラブが身体についてこれずにグネグネ曲がってしまう可能性がありますので、そのような方々はSを選ぶのが自然かもしれません。
ドライバーは王道のやつ!
人生最初のマイドライバーは、あまりクセのない、有名メーカーの万人向けのモデルから選ぶのがお勧めです。そういうドライバーであれば、どうやっても扱いきれないほど相性が悪い!なんてことはまずないでしょう。
フェアウェイウッドとユーティリティ1本ずつ!
フェアウェイウッドとユーティリティは、ドライバーとアイアンの中間の距離を埋めるクラブです。雑なイメージとしては、フェアウェイウッドはドライバーのヘッドを小さく、シャフトを短くしたような形、ユーティリティは、フェアウェイウッドのヘッドをさらに小さく圧縮してアイアンのシャフトにくっつけたような形のクラブです(ユーティリティの一部には、アイアンとそっくりな形をしたものもあります)。
ゴルフを始めたばかりの方は、試しにフェアウェイウッドとユーティリティを1本ずつ持ってみるのがお勧めです。一概には言えませんが、両者には一応、次のような違いがあると言われています。
フェアウェイウッドと
ユーティリティの違い
- フェアウェイウッドは、ユーティリティよりもヘッドが大きくシャフトが長いため、より高く遠くへボールを飛ばせます。
- ユーティリティは、ウッドのようなボールの飛距離・高さは出ませんが、コンパクトでシャフトも短く、ウッドと比べるとショットが比較的簡単に感じられると言われています。
ここは好みも得手不得手も分かれるところだからこそ、まず1本ずつ持ってみて、練習とラウンドを重ねながら、ウッドを追加していくのか、全てユーティリティにしてしまうのか、といったことをゆっくり考えて行けば良いと思います。
ちなみに忍三郎は、このレンジはウッドは持たずにユーティリティだけでセッティングしています。
アイアンはとりあえずキャビティ!
アイアンには、大きく分けてキャビティ・マッスルバック・中空という3種類の系統があります。
その中でも、キャビティは、オーソドックスかつ万人向けのタイプなので、最初はこれを選ぶのがお勧めです。キャビティの特徴は、クラブヘッドの背面がくり抜かれたような(もしくは「ふち取り」されたような)形をしていることです。「ふち」ではなく「ポケット」のような構造を持つ、「ポケットキャビティ」という種類もあります。
これに対して、マッスルバックは一枚の板のような形です。中空は、中が空洞なので、マッスルバックを太らせたような形になっています。(最新のモデルでは、マッスルバックと見間違うほどコンパクトなものも登場してきています。)
<キャビティアイアンの例>
引用:タイトリスト「T300」アイアン<マッスルバックアイアンの例>
引用:テーラーメイド「P7MB アイアン」<中空アイアンの例>
引用:オノフ「フォージドアイアンKURO」
パターはカッコイイと思ったやつ!
パターには数えきれないほど色々な形があり、自分にどれが合っているかを予め知ることはまず不可能です。
オデッセイやピンといった、パターに定評のあるメーカーの製品を選んでおけば、どの商品を選んでも性能には問題ないはずです。
おすすめのお店は「ゴルフパートナー」
中古クラブ販売店としてにんゴルがお勧めしたいのは「ゴルフパートナー」です。全国に店舗を構えて中古クラブを仕入れているので在庫の量がすごく多いことと、店舗があるので何かあった時にお店に直接相談できる安心さがお勧めの理由です。
初心者に限らず、興味のある方は、少し覗いて見られるといいかもしれません。
予算別のクラブセットの購入例 ~忍三郎だったらこんな感じで選びます~
ここでご紹介する例はどれも、ゴルフパートナーのオンラインショップで入手できる商品をピックアップしていますので、興味を持たれた方は、試しにショップで検索してみてください。実物の写真付きで商品が確認できますよ。
ここで紹介する例は、2021年9月時点のゴルフパートナーのオンラインショップの在庫から見繕っています。クラブはどれも、保存状態は「C:やや使い込まれている」という、全体の中でちょうど中間くらいのランクのものです。
忍三郎は、「これを買うべき」と決めつける気はありませんので、「このくらいの予算なら、このくらいのメーカー・年式のクラブが手に入るのね、フーン」という感覚でご覧いただければと思います。
予算4万円の例
予算4万円でも、過去約15年くらいの間に発売され、よく知られたメーカーとモデルでクラブセットを組むことができます。
1W:キャロウェイ「X HOT 2013」約7,000円
3W:キャロウェイ「LEGACY(2010)」約4,500円
4U:キャロウェイ「LEGACY(2010)」約6,500円
5I〜9I+PW+AW+SW:ダンロップ「XXIO MP400(2006)」約14,500円
P:オデッセイやピンで山ほど候補あり 7,500円以内
合計 約40,000円
ドライバーの「X HOT 2013」は、発売当初から「まっすぐ遠くに飛ぶ」と高評価を得ていたモデルです。3Wと4Uの「LEGACY(2010)」のシリーズも発売時のレビュー点数が高かった人気モデルです。アイアンで選んだダンロップの「XXIO」は現在も続いている超有名モデルですね。
アイアンはちょっと古いですが、それ以外は、10年以上ゴルフをプレーされている方が現在使っていても全く不思議ではないクラブセットだと思いませんか?
予算7万円の例
予算を7万円に設定すると、有名メーカーのモデルの組み合わせで、先ほどの例よりも更に新しいモデルに手が届きます。ただ、本数の多いアイアンセットは、まだ少し古いものを選ぶ必要があるかなと思います。
1W:ブリヂストン「JGR(2015)」約14,000円
3W:ホンマゴルフ「Be ZEAL 525(2016)」約8,000円
4U:キャスコ「Power Tornado 44(2016)」約8,000円
5I〜9I+PW+AW+SW:キャロウェイ「LEGACY(2012)アイアンセット」約30,000円
P:オデッセイやピンで無数に候補あり 10,000円以内
合計 約70,000円
ドライバーの予算を少し増やすことで、約5年以内に発売されたモデルも選べるものが出てきます。ここでは、発売当時にも「つかまりがいい」など多くの高評価を集めていたブリヂストンの2015年式JGRをピックアップしました。アイアンの「LEGACY(2012)」は、予算4万円の例の中でも登場したシリーズの、2012年式のものです。キャスコの「Power Tornado」シリーズも、ファンの多いユーティリティですね。
このくらいの年式のクラブを今も愛用している人は、世の中にごまんと居るはずです。つまり、この予算で中古クラブのセットを揃えた場合、「自分は他の人よりも古い道具を使っている」なんていう気持ちを抱く必要は全くない、ということです。
予算10万円の例
予算10万円だと、新品のクラブセットを揃えるには心もとないですが、中古クラブでセットを組むとすれば、かなり立派なクラブが選択肢に入ってきます。例えば下のように、アイアンセットまで含めて近年の有名モデルで揃えることもできます。
1W:テーラーメイド「GLOIRE F(2016)」約25,000円
3W:テーラーメイド「GLOIRE G(2015)」約10,000円
4U:テーラーメイド「GLOIRE G(2015)」約11,000円
5I〜9I+PW+AW+SW:ブリヂストン「JGR FORGED(2015)」約44,000円
P:オデッセイやピンで無数に候補あり 10,000円以内
合計 約100,000円
テーラーメイドの「GLOIRE」はシリーズ通して非常に人気がある超有名モデルですね。アイアンのブリヂストン「JGR FORGED」は、扱いやすさと軟鉄鍛造による秀逸の打感を併せ持っているクラブです。これくらいのセットになると、「中古だ」「古い」という感覚は全くないと言ってもいいくらいだと思います。
オンラインショップを覗いてみよう
これまでの3つの例で「どのくらいの予算を用意すれば、どのくらいのグレード・年式のモデルが揃えられるか」というイメージが沸いて、中古クラブも案外悪くないんだということがお分かりいただけたのではないかと思います。
ここでご紹介したのは、予算別のクラブセットのほんの一例です。ゴルフパートナーのオンラインショップでは、それぞれの予算に応じて様々な選択肢を見つけることができますよ。
百聞は一見にしかず。皆さんも一度、オンラインショップを覗いてみてはいかがでしょうか。
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