今回は、家でゴルフの練習をする上でのポイントと、それに役立つ道具について見ていきます。
最初に結論
必要な道具はたったの2つ。イチ押しはダイヤゴルフ!
まず結論から行きます。
自宅練習用の道具としてにんゴルが推奨するのは、「スイング練習器」と「パターマット」の2つだけです。
特におすすめしたいのがダイヤゴルフの「ダイヤスイング527」と「パターグリーンHD3230」という2つのアイテムです。
これら2つの練習器具は、道具としての性能が優れているだけではなく、「面倒くさくない」「邪魔にならない」ところが決め手です。
何のために家で練習するのか、家では何の練習をしたらいいのか、そして、なぜ上の2つの道具が不可欠なのか、順番にご説明していきます。
練習場での練習と家での練習
ゴルフ上達の場はあくまでも練習場
最初から元も子もない話ですが、自分のゴルフの腕を日々磨いていく場所は、あくまでも練習場です。
本物のクラブを振り回せる、ボールをかっ飛ばせる広さが必要ですからね。
あなたが毎日、練習場で好きなだけボールを打てるなら、家で練習する必要はありません。
しかし、私たちの自由な時間は限られています。
忍三郎のような社会人ゴルファーの中には、週末しか練習場に行くチャンスが無いという方がたくさん居られるはずです。お小遣いだって限られています。
練習場に行く機会が限られているから、私たちは家でも練習するわけですが、環境が全く異なるので、家では練習場と異なる目的と方法で練習に臨む必要があります。
家では「技術を錆びさせない」ことが一番大事
しばらく練習場に行けず、ボールを打っていない間に、私たちの技術は絶対に錆び付いてしまいます。
すると、次に練習に行った時、「あれ、何か違うな、どうするんだったかな」と、一度できるようになったはずのことに四苦八苦することになります。
結局、前回できたことを思い出した頃にはもう帰る時間…なんてことになったりします。
家での練習では、これを予防するわけです。
一度身につけた動きを、コツを、感覚を、次の練習の時まで無くさないように保存することこそが、家で練習することの意義なわけです。
家での練習がゴルフの成長速度に与える影響を可視化すると、こんなイメージです。
では、家での練習で保存すべき技術とは何か。それは当然ながら、ボールの打ち方です。
これは「パター」と「パター以外」に大別することができます。転がすか、打つか、という違いですね。
自分の身体が、パターの「転がし方」とそれ以外のクラブの「打ち方」を忘れないようにするための道具こそが、効率的な上達のために欠かすことのできない家練アイテムです。
そのアイテムというのが最初に挙げた2つの道具です。
順番に詳細をご紹介していきます。ダイヤゴルフさんの練習器具は本当に素晴らしいです。
忍三郎イチ押し自宅練習アイテム① ダイヤスイング527
なぜスイング練習器が必要なの?ダイヤスイングって何?
練習場に行けない間、スイングの感覚を失わないためには、実際に身体を動かしながら、スイングの動きをなるべく頻繁に思い出すことが一番です。
しかし、本物のクラブを振り回せるような大豪邸にお住まいの方ばかりではないでしょう。家の床でディボットを取るわけにもいきません。
なので、家の中で手軽に、しかもある程度リアルな感覚でスイングできる道具が必要です。
引用:ダイヤ株式会社HP
「ダイヤスイング」とは、ゴルフ用品や練習器具で有名なダイヤ株式会社が販売しているスイング練習器で、ゴルフクラブのようなグリップと短めのシャフトの先端に錘が付いているデザインのシリーズです。
忍三郎は、これが自宅でのスイング練習に最も適した道具だと考えます。
なぜ「ダイヤスイング527」なの?
にんゴルが、スイング練習器の中で、この「ダイヤスイング527」をイチ押しする理由はこれです。
イチ押しの理由
- 振れる場所が見つけやすく出し入れも簡単
この商品の全長は70cmです。一番短いクラブであるウェッジでも90cmくらいあることを考えると、はるかにコンパクトです。このおかげで、家の中で練習場所と保管場所を簡単に見つけることができます。ちなみに、長尺のスイング練習器は、結局練習場でしか振れなかったりするために、段々と使われなくなる運命を辿りがちです。 - それなりに重さがある
この商品はコンパクトですが、先端に錘がついているので、しっかり重さがあり、実際のクラブに近い手応えで振ることができます。自分のスイングの感覚を錆び付かせないために、この特徴は欠かせません。 - インパクトのイメージトレーニングができる
「ダイヤスイング527」の特筆すべき特徴の一つは、インパクトポイントで、先端に内蔵された錘が「カチャッ」と動くことです。このおかげでインパクトのイメージが作り易くなっています。「カチャッ」の瞬間には、音だけではなく手元にもズシッと感触が伝わるので、視覚・触覚・聴覚で一つのインパクトポイントに合わせる意識を働かせることができます。しかも、付属のダイヤルを使えば、「カチャッ」と鳴るタイミングを自分のスイングスピードに合わせて調整できるので、力に自信のない人でも安心して扱うことができます。
この商品のデメリットは無いの?
ダイヤスイングは、スイング練習器の中でも人気のシリーズですが、一部では「カチャッと鳴る機能が余計だ、スイングがしにくくなる」という評価をしている方もおられます。
ところが、その場合は、ヘッドスピード設定を最大にしておけば、普通にスイングしている限りカチャッと鳴ることもないので、実はそれほど問題ではないのです(普通のスイングでHSが50m/s出るような方でもない限りは)。
これを使って何をすればいいの?
このアイテムの使い方は、気が向いた時にさっと取り出し、周囲の安全を確認したら、練習場で掴んだコツやスイングの感覚を思い出しながら、心の赴くままに振るだけです。
通常のスイングだけではなく、振り幅を抑えたショットや、グリーン周りのアプローチショットなど、いろいろな種類のショットを思い出しながらスイングしましょう。
ここで、忍三郎からひとつだけ注意したいのは、全力では振らないということです。
家での練習で大切なことは、あくまでも自分の中の「イイ感覚」を見失わないことです。
「筋力アップ!ヘッドスピードアップ!」と欲を出せば、逆に自分のスイングを乱してしまいかねませんし、それ以前に、家の中でそんなにブンブン振り回すのは危ないです。
気持ちよく何度か振って、飽きたらスイングをやめ、さっと片付けてしまいましょう。また気が向いたら、さっと取り出せばいいのですから。
後述のパターマットにも共通しますが、「さっと出してさっとしまえる」、これこそが家練グッズ選びで最も重視すべきポイントだと言っていいと思います。
どんなに立派な道具も、出して使わなければ宝の持ち腐れ、ただの置き物ですからね。
どこで買える?
ダイヤゴルフ「ダイヤスイング527」をチェックしたい方はこちらからどうぞ。
忍三郎イチ押し自宅練習アイテム② ダイヤパターグリーンHD3230
なぜパターマットが必要なの?
パッティングの技術を身体が忘れないようにするために、この道具が必要です。
ここでいう技術とは、「意図した通りの方向へ、綺麗な回転でボールを送り出せるような自分なりの打ち方」のことです。
にんゴルでは、パターの距離感はゴルフ場に合わせて決めていくやり方を推奨していますので、家の練習では、ボールの転がる「距離」を気にする必要はありません。「方向と綺麗な回転」がカギです。
そんな練習を行うためにイチ押しなのが、「ダイヤパターグリーンHD3230」です。
引用:ダイヤ株式会社HP
なぜ「ダイヤパターグリーンHD3230」なの?
にんゴルが、いろいろな種類のあるパターマットの中から、この「ダイヤパターグリーンHD3230」をイチ押しする理由はこれです。
「ダイヤパターグリーンHD3230」が
イチ押しの理由
- 出し入れが面倒くさくないこと
何度も繰り返しますが、家練グッズ選びで大切なポイントは、気が向いた時にさっと使ってさっと片付けられるものにすることです。ややこしい機能は必要なく、シンプルで出し入れが簡単なほど◎です。このマットは、部屋の広さに合わせて必要な分だけを伸ばして使えばいいので場所を選びません。それに、余計なパーツが無いので片付けも楽です。 - 音が静かなこと
静音性は、家で練習できるための絶対条件の一つと言えます。このマットは、芝の下のラバー層が厚めになっていて、しっかり騒音対策が取られています。マットが薄いものや、カップ付でボールがマットの外を転がって戻ってくるタイプのものは、結局騒音が気になって、やはり使わなくなる場合が多いです。 - 1つのマット上で色々な技術を磨けること
このマットは、薄い緑、白ライン、濃い緑という3つのゾーンに分かれていますが、薄い緑のゾーンはカップと同じ幅になっています。白いラインは、自分のパッティングの直進性を確認するのに使えます。濃い緑のゾーンは少し広めになっていて、目印なしで実戦に近い感覚でパッティングを行えます。この設計をフル活用することで、1つのマット上で種類の異なる練習を積んでいくことができます。
この商品のデメリットは無いの?
芝の質や静穏性、ライン入りのデザインなどを理由として、この商品の使用者による評価は総じて高いですが、中には転がりが少し早いと感じる人も居られるようです。
ただ、上で述べたように、自宅でのパター練習では方向の正確性を磨くことが第一で、距離感は自宅で鍛えるものではありません。
なので、このデメリットはあまり重く捉える必要はないでしょう。
これを使って何をすればいいの?
パッティングのフォームの確認と、そのフォームで意図した方向へ、綺麗な回転でボールが転がせることの確認です。
その感覚を身体が忘れないように、時間のある時にこのマットをさっと出してしばらくボールを転がし、満足したらさっと片付けるだけです。
大事なので何度も繰り返しますが、出し入れが億劫になる道具は、使う機会がどうしても減ってしまいがちになります。
家で過ごしている時に、自分自身を少しでも練習に誘導するためには、このお手軽さが不可欠だと言えます。
どこで買える?
ダイヤゴルフ「ダイヤパターグリーンHD3230」をチェックしたい方はこちらからどうぞ。
まとめ
- 自宅で練習する目的は、一度身につけた動き・コツ・感覚を、次の練習の時まで無くさないように保つこと。
- にんゴルがイチ押しする自宅練習用の道具はダイヤゴルフの「ダイヤスイング527」と「ダイヤパターグリーンHD3230」。