この「ショット編」では、初心者でも90切りを実現するためのショットについて、5つの要素に分けてコツをまとめていますが、今回はそんなショット編の「全体像」をまとめてお伝えしたいと思います。
ショット編の基本的なテーマ
「完璧」を捨て、「簡単」を取る
初心者の方でも90切りを達成できるような情報をパッケージでお伝えすることを目指しているこの「にんゴル」ですが、本サイト全体で一貫しているテーマは、次の二つです。
「にんゴル」全体の共通テーマ
- スイングの細部にばかり拘らず、スコア改善に直結する様々な要因に着目すること。
- ゴルフをとにかく「簡単」にしてしまうこと。
忍三郎は、自分の経験上、スイングの「形」にばかり異常に拘っていたことと、自分で勝手に曲芸のように難しいショットに挑んで勝手に失敗しまっくていたことが、自らの90切りを妨げていた二大問題だったと確信して、上の二つをにんゴルの共通テーマに設定しました。
このテーマ設定については、こちらのページで詳しく説明しています。
「にんゴル」は、男女問わずゴルフの初心者や初級者の方々向けに、中級者(=スコア80台を頻繁に出せる人)になるための方法として、ボールの打ち方、実際のスコアアップに繋がる練習方法、思考方法、ラウンド時のコツなどをコンパクトにまとめて、[…]
ということで、にんゴルでは、ショットに関しては完璧なスイングを追い求めることはせず、「どのクラブだろうが、同じコツに従って振れば、まあまあ悪くない球が安定して簡単に打てる」というレベルに達すればOK!という考え方に立っています。(忍三郎は、そういうショットを心掛けるようになってから、あっさりとスコア90切りを達成することができました。)
そんな目標の下でお送りする「ショット編」の全ての内容を、以下でシンプルにご紹介していきます。
ショット編のまとめ
グリップ
グリップは、スイングの再現性を左右する大切な要素です。にんゴルでは、9フィンガーまたは10フィンガーのベースボールグリップを推奨しています。その理由と、実際の握り方を、こちらのページで解説しています。
今回から何度かに分けて、「ショット編」をお届けします。今回のテーマは「グリップ」です。 最初に結論 おすすめはベースボールグリップ 90切りを目指す初心者・初級者の方には、「ベースボールグリップ」をおすすめします。 […]
アドレスとボールの置き方
中級者入りを目指すくらいのレベルにある私たちの場合、「ショットの際のアドレスはあんまりこだわらなくていい。」というのがにんゴルの結論です。
ボールの置き場所については、各ゴルファーのスイングの特徴と相性のいいポジションを練習場で探してみて、マイ・ルールを作るということをご提案しています。
ふざけたことを言っているようですが、忍三郎は大真面目です。詳しくは、こちらのページでご説明しています。
今回のテーマは「アドレス」と「ボールの位置」です。 初心者・初級者の方でも簡単にできるようなシンプルなやり方をご紹介します。 アドレス 最初に結論!アドレスは「だいたい」で良い ではさっそく、まずはアドレスから行[…]
失敗しにくい簡単なスイングのやり方
ショットにおいて肝心の、スイングの「やり方」ですが、にんゴルではとにかく簡単でミスの少ない方法に拘ります。
そのために、スイングの時に意識することは3つだけにしてしまいます。その3つとは、次の通りです。
スイングの時に意識する3つのこと
- 腕とクラブで作る角度を最後まで変えない。
- 背骨を軸とする回転で打つ。
- 左腕を軸とするねじりで打つ。
スイングの時に意識することをたったの3つにしている理由とともに、このスイングの具体的なやり方を、こちらの記事でご説明しています。
今回のテーマは「スイングのやり方」です。 初心者の方でも簡単にできて、100切りや90切りのレベルまで十分に通用するスイング方法をご紹介します。 最初に結論 スイングはできる限り「単純」なものにする にんゴルでは[…]
このスイングのやり方は、プロのようなスイングからは程遠いですが、まあまあ悪くない球が安定して簡単に打てるようになりますので、結果的に、必死でプロの真似をしようとするよりも、90切りへの近道になると忍三郎は信じています。
スイングの強さで気を付けること
ひょっとすると、スイングの「やり方」よりも遥かに大事かもしれないのが、スイングの「強さ」です。どんなスイングも、それを行う強さを誤れば、ゴルフは台無しです。
にんゴルは、グリーン周りのアプローチやパターを除き、全てのショットを「いつでもどこでも6割の力で楽に打つ」ということを推奨しています。そうだと言い切れる理由を、こちらのページでご説明しています。
今回のテーマは、「ショットの強さ」です。 「ショットの強さ」は、「スイングの方法」と同じくらい大切で、スコアに直結する要素です。 最初に結論 常に6割の力加減 グリーン周りのアプローチやパター以外のショットは全て[…]
狙いを定める方法
ゴルフにおいて、正しく狙いを定める技術は、スイングと同じくらい大切です。一生懸命ボールの打ち方を練習して、強さの加減を体得しても、あさっての方角に打ってしまうとスコアは良くなりませんからね。
ショットの時は、誰でも簡単にできて正確な狙いが定められる「エイミング」を毎回必ず行いましょう。エイミングのやり方はごちらでご紹介しています。
今回のテーマは、「ショットの狙いの定め方」です。 せっかく上手にスイングできても、狙いが悪ければゴルフは上手くいきませんから、狙いの定め方を知っておくことはとても大切です。 最初に結論 エイミングの癖を付ける に[…]
ショットのルーティーン
ショットの構え方、打ち方、強さ、狙い方が身についたら、あとは、ラウンドの時にそれらの技術を正しく発揮するだけです。
そのために、自分のルーティーンを作り上げて、それを普段の練習で身体に覚え込ませておくことが大切になります。そんなルーティーンとして、心の中に「決断のライン」を引くやり方がとても役に立ちます。
ルーティーンを組むことの大切さ、具体的なルーティーンの中身について、こちらでご説明しています。
今回のテーマは「ショットのルーティン」です。 初心者・初級者の頃は、ゴルフ場の広いフィールドに立った途端、頭が真っ白になって何をしていいか分からなくなる…なんてことがあると思います。 そんな方々は、今回ご紹介する[…]
以上!
忍三郎が、90切りのためにショットの面で本当に必要だと思っていることはこれだけです。
今は、ネットや本など、世の中にはゴルフに関するノウハウが山ほどあり、むしろ情報が多すぎる時代だと思います。だからこそ、「自分の目的に直接関係のある情報だけを選び取り、そうではない情報を切り捨てる」という決断が大事になると思います。
なので、にんゴルでは、忍三郎の経験を通して「90切りのために本当に役立つ」と思えた情報以外のものは、あえてパッケージから外すことにしています。
90切りのために大切なこと
最後に、ショットの細かい要素ではなく全般的なところで、忍三郎がゴルフをはじめたばかりの初心者だった頃も、100切りを果たして90切りを目指そうとしていた頃も、変わらず大事だったと思えるポイントをご紹介しておきます。
忍三郎は、今でも練習やラウンドのたびに、念仏のようにこれらのことを頭の中で唱えています。
遠くに飛ばさなくていい
人より遠くに飛ばさなくても90切りはできます。遠くに飛ばすのではなく、決まった距離に飛ばすことが大切なのです。遠くへ飛ばしたければ、陸上競技をやればいいんです。
ミスの確率を減らすことが非常に重要
ショットを5ヤード遠くに飛ばすための努力をするくらいなら、ミスの確率を5%減らす努力をする方が遥かに結果につながります。
たとえ5ヤード遠くまで飛ばせても、はっきり言って1打の得になるかどうかすら分かりませんが、ミスは1つ予防する度に、確実に1打ずつスコアが良くなります。
本番で使える打ち方でなければ意味がない
練習場ではいつも絶好調なのに、本番のラウンドになると口を尖らせて首を傾げてばかりいる「練習場の王者」にならないようにしなければなりません。
本番のラウンドは、絶対に練習場よりも上手くいきません。
だからこそ、普段の練習の中では、ドライバーショットを1球たりともサイドネットに当てないという緊張感を持って、エイミングやルーティーンもちゃんと行って、本番のラウンドをプレーしているような気持ちで打つ時間を設けるようにするのがお勧めです。少し疲れるかもしれませんが、必ずラウンドで役立ちますし、何より、きっと練習が楽しくなりますよ。
おわりに
以上が、にんゴルがお送りする90切りパッケージの「ショット編」の全体像です。
ここでご紹介することが何か一つでも、皆さんのスコアアップのお役に立てれば、本当に嬉しいなと思います。