今回のテーマは「スイングのやり方」です。
初心者の方でも簡単にできて、100切りや90切りのレベルまで十分に通用するスイング方法をご紹介します。
最初に結論
スイングはできる限り「単純」なものにする
にんゴルでは、ドライバーからアイアンやウェッジまで、ショットの時に気をつけることは次の3つだけに絞り、その他のことは一切気にしない、というやり方を推奨します。
スイング時に考える3つのこと
- 腕とクラブで作る角度を維持する
- 背骨を軸とする回転で打つ
- 左腕を軸とするねじりで打つ
以下では、「スイングの基本的な考え方」、「なぜ気を付けることが3つだけなのか」、そして「簡単なスイングのやり方」を順番に見ていきます。
スイングの基本的な考え方
「完璧」を捨てて「簡単」を取る
まずは、スイングについて考える上で一番大事なポイントを挙げます。
それは、スコア90を切るというの目標のために「プロのようなスイング」を追い求める必要はない、ということです。
「プロのような早く鋭く大きいスイングを身につけなければゴルフができない」という思い込みを捨てることが大切です。
スイングについては「どのクラブだろうが、同じコツに従って振れば、まあまあ悪くない球が安定して簡単に打てる」くらいまで整ったら、あとは、ラウンドの捉え方やコース戦略を駆使することで十分に90切りが狙えるのです。
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そこで、にんゴルでは、誰にでもできて、悪くない飛距離で、方向もある程度安定して、しかも簡単に打てるという、エンジョイゴルファーにとって最も「コスパの良いやり方」にこだわって行きます。
「コツが多い」=「難しい」
今回ご紹介する「簡単なスイング」のために気を付けることは、最初に挙げた3つだけです。
その理由は、人がスイングの時に意識できることなんて、せいぜい3つくらいだからです。
ぜひ一度考えてみていただきたいのですが、みなさんは、スイングの始動から打ち終わりまでの間に気をつけていること、いくつくらいありますか?
「頭の位置は動かしてはいけない」とか、「ひじの角度はこう!」とか、「バックスイングのXXXの時点では、クラブフェースはXXXの方向をむいていなければならない」みたいな話は無数にありますね。
色々な人の教えを組み合わせていけば、注意点の数はあっという間に10や20を超えると思います。
もちろん、プロの方が教えてくれるたくさんの注意点が全て守れるとしたら、最高ですよね。
しかし、スイングをしている1秒かそこらの間に、10個も20個も気をつけろと言われたって、私たちホモ=サピエンスにそれは無理というものです。
私たちの中には、たとえ注意点が10個でも20個でも、やれば出来る人もいるかもしれません。しかし、それを身体に覚えさせるまでに要する時間と労力についてはどうでしょうか。
普通に考えれば、初級者から中級者にステップアップしようかという段階のゴルファーが、プロから褒められるようなスイングを身に着けるためには、最低でもそのプロが費やしただけの苦労と時間を捧げる必要があるはずです。
プロという人種がその道の才能の塊であることを加味すると、私たち凡人が同じようなスイングを身に着けることは、一生を費やす作業になる可能性すらあります。
つまり、私たちのような、中級を目指す人々のほとんどにとっては、スイングの際に何十個もの注意点全てに気をつけろと言われてもまず不可能か、仮に可能だとしても、身につけるためにはとてつもなく長い時間を要する、ということです。
そこで、にんゴルは「たくさん覚えるのは大変だから、3個くらいにしときましょう」ということをご提案したいわけです。
先ほど挙げたのが、その3個です。実際、この3個に気をつけることで、番手に関係なくまずまずのショットが簡単に打てるようになります。
ところで、前回までに、グリップ、アドレス、ボールの置き所についてもご紹介しました。3つ以外にあるじゃんか!と思った方もおられると思います。
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しかし、これらのことは「スイングの前に終わっている作業」なので、スイング中に意識する必要はありません。スイングの時はあくまでも、今回挙げる3つのことを意識してクラブを振る、それだけです。
簡単なスイングのやり方
前置きが長くなってしまいましたが、ここからは、簡単なスイングのやり方、その3つのコツを説明します。
できれば、練習場で、この記事を読みながら、実際にボールを打ってみて、みなさん自身の身体で確かめていただくとよいかなと思います。
コツその1:腕とクラブで作る角度をキープ
これは、スイングの再現性を高めてミスショットを減らすために非常に大事だと忍三郎が考えているポイントです。腕とクラブで作る角度とは、アドレスを真横から見た下の図の、黄色の円弧で示された角度です。
スイングの始まりから終わりまで「この角度を変化させない」という意識を持つことで、クラブヘッドが、最初に構えた時にあった地点を綺麗に通過する可能性が高まり、ダフりやトップ、シャンクなどの確率を下げられます。つまり、ショットの再現性が高まります。
シャフトの長さがクラブによって異なるので、手にするクラブによってこの角度は変わりますが、特別な調整は必要ありません。それぞれのクラブについて素直に「最初に構えた時の角度を打ち終わりまで崩さない」という意識を持つ、ということになります。
特別に何か「動き」を行う必要はなく、ヘッドの重さを手首で感じ、その負荷に負けないように程よく抗うようなイメージです。そのため、グリップを握る強さは「左手はしっかり」です。これを行いやすくするという意味で、以前の回で扱ったグリップが大事になります。
忍三郎は、「腕とクラブの角度」を維持するためにはベースボールグリップが望ましいと考えています。
右手は、左手ほどしっかり握る必要はなく、クラブを支える程度の優しい握りでOKですが、自分にとってショットがやり易い力加減を探してみましょう。
コックは必要?不要?
この「腕とクラブで作る角度」、本当にキープした方がいいのか?と疑問に思われる方もおられると思います。
実際、世の中では、腕とクラブで作る角度を積極的に変化させるという指導を多く見かけます。いわゆるコックというやつですね。
にんゴルでは、あえてこの真逆を行きます。その理由は、上にも書いたように、再現性を上げたいからです。
「コックを加えれば、その分だけクラブヘッドの動きを増やすことができるので、飛距離が上がる」というのがよく聞くコックの利点なわけですが、一方で、せっかくボールとクラブフェースがピタッと合っていた最初の位置関係を崩してしまうわけなので、スイング中にうまく加減しないと、ボールを綺麗に捉えらることができません。
忍三郎は、このデメリットが無視できないものだと思っています。
なので、にんゴルでは、「若干の飛距離アップ」は敢えて捨て、「ミスを減らす」という選択をしましょう、というご提案をします。
詳しくはこちらの回をご覧ください。
ゴルフスイングについて考える時、その大事な要素の一つとして、必ずと言ってもいいくらい登場するのが「手首のコック」です。 手首の関節はいろんな向きに動かせるので、単に「コックを入れて…」などと言われてもピンと来ませんね。 […]
コツその2:背骨を軸とする回転で打つ
にんゴルの推奨するスイングは、上で触れた腕とクラブの角度をベースに、2つの力を使ってボールを打つというやり方です。2つの力のうちの一つが、背骨を軸とする回転の力です。
背骨を回転軸にして打つべし、というアドバイスはいろんなところで言われています。にんゴルもこれを推奨します。
ただし、手(=グリップ)はいつもおへのそ前に置くつもりで、腕を振り上げたり振り降ろしたりという意図的な動きは一切入れません。
試しに一度、7Iを握り、おへその正面にグリップを留めたまま、おへそからクラブがニョキっと生えているようなつもりで、背骨を軸とする回転だけで、軽くパチンとボールを打ってみてください。
腰から上だけをひねるように動かすイメージです。
ダウンスイングでは、肩を回すというよりは、捩っていた腰をゆっくり「グイッ」と戻す動きをすることで、上半身が勝手に回ってくれます。
この時、ひとつ目の注意点である「腕と手首で作る角度を最後まで変えない」が守れていれば、クラブヘッドは当然、最初に構えた時の位置を通過しますから、ボールを簡単かつ綺麗に捉えられると思います。
派手に振り抜く必要はありません。かるーくやってみてください。もちろん、テレビでプロがやっているような格好のスイングになっていなくて全然OKです。
7Iだと、軽く振っても、ボールがしっかりクラブヘッドに乗って、キャリーで100ヤードくらい飛んだと思います。
これが何度も同じように打てるまで感触を確認できたら、コツの2つ目についてはもうOKです。簡単ですね。
一旦これは置いておき、コツの3つ目を見てみましょう。
コツその3:左腕を軸とするねじりで打つ
ボールを飛ばすための2つの力のうちの二つ目が、左腕を軸とするねじりの力、旋回の力です。
左腕をネジか独楽が回るように旋回させるイメージです。
先ほどの背骨を軸とする回転で打つ動きはいったん封印して、最初に挙げた「腕とクラブで作る角度」だけ維持しながら、左腕をひねってボールを打ってみましょう。
この動きのコツは、「手首や手先」をこねるのではなく、あくまでも「腕」を旋回させることです。
手首はいろんな方向に動かせるので、「手首を動かすぞ」と意識すると、意図したものと違う動きが混ざり込みやすくなります。
左腕の肘関節より上の部分を捻るイメージを持つことで、そのような動きのノイズを抑えることができます。
こちらもぜひ、練習場で実際に7Iを握ってやってみてください。
大事なので繰り返しますが、スイングの間は、ひとつ目の注意点である「腕と手首で作る角度を最後まで変えない」ということを忘れないようにしましょう。そうすることで、綺麗にボールを捕えられます。
練習場で左腕の旋回の感覚を確かめる時は、最初の位置から±90度くらいの捻りを加えると分かりやすいですが、本番のスイングでは、左腕を旋回させる角度をそれほど大きくする必要はありません。最大でもせいぜい45度くらいのイメージです。
この動きも、安定して打てるようになるまで何球も打ち、感触を確かめてみましょう。
「背骨を軸とする回転」と
「左腕の捻り」の感覚の違い
先ほどの背骨を軸とする回転で打つショットは、クラブフェースの開閉がほとんど無かったのに対して、左腕の旋回で打つショットは、クラブフェースの開閉だけで打っているような感覚の違いが得られるはずです。
忍三郎の主観でもう少し違う表現をするならば、背骨を軸とする回転で打つ時は、クラブフェースにボールを乗っけて「ビッターン」と飛ばす感触、左腕の旋回で打つ時は、クラブフェースでボールを「カッ」と刈り取るような感触、という感じでしょうか。
さあ、ここまで済めば、スイングの準備完了です。
3つまとめてやってみよう
最後に、上で見てきた三つのことを同時に行ってみましょう。
つまり、腕と手首で作る角度を最後まで変えないように気をつけながら、背骨を軸とする回転で打ち、そこに左腕のねじりを加えるのです。
三つのことだけに気をつけて、力まず丁寧にスイングすることに集中してください。
すると、結果的に綺麗にボールを捕まえ、気持ちいい感触で打つことができます。
7Iを握り、上で動きを確かめた時と同じくらいの強度で二つの動きを組み合わせてみてください。ボールが簡単に120〜130ヤードくらい飛ぶと思います。
これを、もう少しだけシャープに「ヒュッ」と振れば、力のない忍三郎でも140ヤード強の飛距離になります。体格のしっかりした方なら、もっと距離が出ることでしょう。
(ちなみに、忍三郎のアイアンは、シャフトのフレックスはRで、いわゆる「飛び系」ではありません。)
別に難しいことをしなくても、ミスを少なく抑え、それなりに距離と方向のまとまったショットが簡単に打てるんだ、ということがお分かりいただけると思います。
どのくらいの強さで振るか
3つまとめてやる、というのはちょっと難しいですし、いざ「ボールを打つ」となると、自分でも気付かないうちに、「飛ばしてやろう」という意識がはたらいて、変な動きや力が加わりがちになります。
たとえば、腕を振り回してしまったり、上半身がのけ反ったり、腰が左に流れてしまったり、という具合です。こういう動きはミスショットの原因になります。
ですので、上で紹介した3つのこと「しかやらない」くらいの意識で、しかも小さなスイングから始め、少しずつ大きなスイングを試していくことをおすすめします。
だんだんとスイングを大きく速くしていく中で「ん?何か変な力・動きが入り始めたな」と感じたら、その一つ手前のスイングが自分にとって適正なスイング強度だと思いましょう。
ショットの「強さ」の回もご覧いただければと思いますが、スイングは、自分で楽々と制御できるくらいの動きに留めておくべきです。
コントロールするのが難しいほどに大きく・強いスイングをしようとするのは、わざわざ自分で自分にミスショットをさせようとしているも同然だからです。
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シンプルなスイングで本当に大丈夫なのか?
ほんとに3つだけでいいの?→いいんです
この3つのことを考えてスイングするだけで、本当にまあまあのボールが打てます。
これはむしろ、意識を3点に絞り、「ここしか動かさない」という発想でスイングすることにより、頭などの動いてほしくない部位や、腕などの自然に動いてくれるだけでいい部位を必要以上に動かさずに済むからこそ、という言い方もできます。
例えば腕について、今回ご紹介しているスイングを行う時、腕を上げたり下げたり横に振ったりという意識的な動作は一切必要ありません。嘘のように聞こえるかもしれませんが、誇張は一切していません。
今回紹介しているスイングを実際にやってみると、クラブの重さ(=慣性)につられて、少~しだけ腕の動きが自然発生します。腕の動きはそれだけで十分です。
意図的に腕を動かすと、「背骨を軸とする回転」や「左腕のねじり」と「実際のクラブ動き」の間の自然な連動性が切れて、スイング全体がぎこちなくなり、飛距離が出ない割には制御の難しい、つまりミスの多いショットになってしまう可能性が高いです。
アイアンでターフとったりとかしなくていいの?→いいんです
クラブの種類に応じて特別な打ち方をしなくていいのか、という疑問もあると思います。
よく見る「特別な打ち方」の代表例は、「アイアンはダウンブローで打って、ターフを取ろう」というものです。
にんゴルが推奨するスイングでは、ターフを取ることは想定していません。なぜなら、ターフなんて取らなくてもスコア90が切れるからです。
私たちは、スコアで90を切ることを目指しているのであって、土の一部を切り取って空中に浮き上がらせることを目指しているわけではないのです。
それよりも、あらゆる種類のクラブを同じコツで振れるようになることの方が、はるかにスコアアップの役に立つと思いませんか?
ダウンブローやアッパーブローや払い打ちやターフといった、「私たちの目的に直接関係しないこと」のほとんどは、今は思い切って切り捨て、シンプルなスイングで「結果」を獲りに行きましょう。
もちろん、今回ご紹介したスイング方法は、決め事が3つだけなので、私たちの潜在的な最大飛距離を引き出すわけではありませんが、自分のフルスイングがクリーンヒットした時と比べて90%くらいの飛距離のショットを、フルスイングよりも遥かに高い再現性で行えるようになると思います。
これまでに忍三郎が何度も書いている、「まあまあ悪くないショットを安定して簡単に打てる」とはそういう意味です。2回に1回出るスーパーショットよりも、10回ミスなく打てる及第点のショットの方が、明らか良い結果を出せます。
格好良いスイングじゃなくていいの→いいんです
このシンプルな打ち方を動画や鏡で見て「テレビで見るプロのショットと随分違うな」と感じる方がおられるかもしれませんが、全く気にする必要はありません。
友達とテニスに出かけて「あれ?自分のスイングはテレビで見るジョコビッチのスイングと随分違うな」と気にする人は居ないでしょう。それと同じです。
簡単なスイングを身に付ける
↓
ちゃんとゴルフがプレーできるようになり、スコアが改善する
↓
脱初心者達成(100切り・90切り)
↓
ゴルフがもっと楽しくなる
↓
自分なりのスイングを追求し、一歩ずつプロや上級者に近づいていく
こんな感じで自分のゴルフを作り上げていく方が、難しい顔をして首を傾げながら悩み続けるよりも、ゴルフの楽しみを存分に味わえると思いませんか??
自己流の練習に抵抗を感じる方へ
「やっぱり、自己流でスイングを作っていくことには抵抗を感じる」という方は、やはりスクールへ通うことを考えるのが一番だと思います。
そんな方々へ忍三郎がおすすめしたいゴルフスクールは、ゴルフパフォーマンスとRIZAP GOLFです。
どちらも、簡単なWEB申し込みだけで、無料もしくは非常に低価格の「お試し体験」ができます。
忍三郎が、数あるスクールの中からこれらをおすすめする理由は、下の記事でご説明しています。
今回のテーマは「おすすめのゴルフレッスン」です。 ゴルフスコア「90切り」の一つ前の段階である「100切り」がなかなか達成できずに苦しんでいる方のためにお送りします。 中でも特に… 「ゴルフを始めたばかりなので[…]
まとめ
にんゴル推奨の「簡単スイング」では、考えることは3つだけ。
- 腕とクラブで作る角度を維持する。
- 背骨を軸とする回転で打つ。
- 左腕を軸とするねじりで打つ。
今回ご紹介したシンプルな打ち方を取り入れると、練習場であれやこれやを気にしながら何百球もスイングしなくてよいので、浮いた分の時間と球数で、短距離のアプローチやパターなど他の大切な技術を磨く余裕が生まれます。
さらに、ラウンド中には「さっきのスイングのここがダメだったな、次はあーしないと・・・」といったことを悶々と考えなくて済むようになり、その分、ホール攻略の作戦を立てたり、一緒に回る仲間に気配りをしたり、ゴルフ場の気持ちいい空気や景観を楽しむ余裕が生まれます。
これらの余裕は、ただスコアを改善するだけではなく、ゴルフそのものをもっともっと楽しくしてくれます。
忍三郎はかつて、スイングに対して異常に細かくこだわり、ラウンドに出ても、一日中スイングのことを考えているようなものでしたが、スイングをシンプルにしてみて初めて、自分がどれほど自分自身の視野を狭め、ゴルフをつまらなくしていたか、本当によく分かりました。
本当に大切なことなので何度も強調しておきたいと思いますが、スイングだけがゴルフではありません。スイングは、ゴルフを形どるいろいろな要素の一つに過ぎないのです。