皆さんは、どのくらい意識的に、自分のゴルフボールを選んでいますか?
ラウンドの朝に、「あれ、意外とボール少ないな」と気づいて、クラブハウス内のショップで割引セールになっているものを適当に買っている方、結構おられるのではないでしょうか。
それは少しもったいないです。
自分のニーズに合ったボールを選んで、継続的に使い続けることで、スコアの向上や安定が期待できます。
今回は、忍三郎の実体験に基づいて初心者の方におすすめできる、「コスパの高いボール」をご紹介していきます。
最初に結論
高コスパでおすすめのボール3選
値段が比較的安い割には性能がいい、初心者にもおすすめのボールは、次の3つです。
- 本間ゴルフ「D1」
- タイトリスト「TRUFEEL」
- キャロウェイ「SUPERSOFT」
以下では、まずゴルフ初心者のボール選びで大切になってくるポイントを押さえた上で、上の3つのボールをおすすめする理由をご紹介していきます。
初心者のボール選びのポイント
ロストボールはおすすめできない
ゴルフ初心者の ボール選びで、忍三郎が最初にお伝えしておきたいことは、「ロストボールを使うのはおすすめできない」ということです。
ゴルフ場のショップなどで、何十個ものロストボールがひとまとめにされたパックが、とても安い値段で売られているのを見かけることがありますよね。
その中には、見たことのあるメーカーのボールもちゃんと含まれていたりして、一見するとお得な感じがします。
それに、初心者の方が「自分はすぐボールをなくすから、新品を買っても仕方ない」と思う気持ちもよく分かります。忍三郎だって元は初心者ですから。
それでも、たとえ初心者でも、ロストボールではなく新品を使うことをおすすめします。
なぜそうすべきなのかという理由をこちらでご説明していますので、興味のある方はチェックしてみてください。
ゴルフ初心者には、「自分はまだまだゴルフが下手で、ラウンドの度にたくさんボールを無くすから、安いロストボールをたくさん買う方がいい」と考えている方が多いと思います。 今回はそのような方へ、少し違う考え方があるということをご紹介[…]
高い新品ボールは気が引ける
ロストボールではなく新品のボールを買うにしても、初心者なのに、3個入りで1,000円も2,000円もするような上等なボールを買うというのは、いくら何でも気が引けるというものです。
上の記事では、なるべくボールを失くさないようにプレーするコツもご紹介していますが、それでも、全くボールを失くさずにプレーするというのはさすがに無理です。
距離が長めで、池越えや谷越えになっているショートホールなど、初心者の方がボールを失くさずに攻略するのは酷と言うしかないホールに出くわすことだってありますからね。
最適解=コスパの良いボール
「ロストボールではなく新品を使った方がいい」
「でも、少しずつボールを失っていくことはどうしても避けられない」
だからこそ、特に初心者の皆さんには、価格抑えめでなかなか良い性能を持った「コスパの良い新品ボール」を使うことをおすすめしたいのです。
コレと決めたらしばらく使い続けよう
今回ご紹介するコスパ高めのボールはすべて、「ディスタンス系」と呼ばれる、飛距離を稼ぎやすいタイプのボールです。
これまで、ロストボールや、とにかく安く売られている無名のボールを使っていた人は、ディスタンス系のボールを初めて使う時には、まず間違いなく、打感や飛距離がそれまでと全く違うと感じることになります。
なので、コレと決めたボールを使い続け、そのボールの感触に慣れることで、「自分の中のイメージ」と「ショットの結果」がだんだん一致するようになり、スコアアップという成果になって現れてくると思います。
逆に、使用するボールを毎回コロコロと変えてしまうと、ボールの性能によるアドバンデージと、ボールの特徴への慣れによるアドバンテージの両方を逃すことになります。
<ちょっと寄り道>
「ディスタンス系」と「スピン系」
ゴルフボールには、飛距離に特化した「ディンスタンス系」と呼ばれるボールの他に、ショット時にボールの回転がかかりやすい「スピン系」と呼ばれるものがあります。
「スピン系」は、アイアンショットやグリーン周りのアプローチショットがグリーン上でビタッと止まりやすくなることを狙った設計になっています。
飛距離に悩む場合が多くて、お手頃なボールを求めがち、という初心者の傾向を踏まえてか、低価格帯のボールはほとんどが「ディスタンス系」です。
忍三郎としても、次の理由から、初心者の方には「ディスタンス系」をおすすめします。
●ディスタンス系は、スピン系に比べてサイドスピンも少なくなるので、ショットが左右へ曲がりにくい。
●初級者のゴルフでは、「ボールが止まる・止まらない」がスコアの良し悪しを分けるわけではない。(ミスショットの回数など、もっと初歩的なレベルの出来の違いがスコアを決める)
高コスパで初心者におすすめのゴルフボール
さて、ここからは、初心者の方におすすめの高コスパのボールを3つご紹介します。
忍三郎チョイスの基準は、次の3つです。
- 高くとも1ダース2,000円台で手に入る
- ユーザーからしっかりと高い評価を得ている
- 忍三郎が実際に使ってみて「良い」と思えた
それでは早速見ていきましょう。
本間ゴルフ「D1」
忍三郎がまず最初に挙げなければいけないと思っているのがこのボールです。
「D1」は、高コスパのボールを紹介するサイトならば必ず挙げているに違いないと断言できるくらい、定番中の定番です。
まず、価格については、セール品などを狙っていけば、1ダース2,000円を切ることもザラです。
性能については、「飛距離と価格のバランス」という面では満足と評価している方が圧倒的に多いです。
一方、スピンを駆使したい上級者の中には「このボールはグリーン上で止まらない」という不満を感じる方がおられるようです。
忍三郎が実際に使用した感想としては、「飛距離は十分。グリーン上で止まりにくい性質は、忍三郎のプレースタイル・実力的には気にならない。」というところです。
価格の面のアドバンテージが、他のボールよりも頭一つ抜けているので、総合的に見れば、にんゴルが対象にしている100切り・90切りを目指すプレイヤー向けとして、迷わずおすすめできるボールです。
ちなみに皆さん、実は「コースでは緑色のボールが一番見つけやすい」と感じる人が非常に多いということはご存じでしたか?
「D1」のカラーバリエーションにはグリーンがありますので、興味を持たれた方はぜひ一度お試しあれ。
タイトリスト「TRUFEEL」
こちらも、高コスパのボールとしてよく名前が挙がる製品です。
価格面では、先ほどの「D1」ほど安価とはいきませんが、2,500円前後くらいで売られているのをよく見かけます。
ユーザーによる性能面の評価は「D1」とよく似ていて、「よく飛んでくれる」という声が多い一方、一部では「止まってくれない」という声もある、というところです。
忍三郎が実際に使用した感覚としては、今回挙げる3つの中で、このボールに最も驚かさました。
忍三郎のスイングと相性が良いのか、特に飛距離アップの実感が大きかったのです。
もともと把握している自分の飛距離よりも番手ひとつ分ほど伸びて、100~150ヤード圏からのショットでグリーンオーバーを連発してしまい、むしろ慣れるまでに苦労したくらいです。
ユーザーの評価の中でも「飛距離がすごく伸びた」という意見がちらほらあるので、忍三郎と同じように感じている方は少なくないと思います。
ボールとの相性によってはこういうことがあるので、やはりしばらく同じボールを使い続け、その特徴に慣れていくことが特に大切になってくるのではないかと思います。
キャロウェイ「SUPERSOFT」
こちらは、上のふたつとはやや特徴が異なる高コスパのボールです。
価格は「TRUFEEL」とほぼ同じくらいで、2,500円前後で手に入ります。
性能面での評判は、飛距離を褒める意見もあるのですが、「飛んで、しかもしっかり止まる」という声が多く見られます。
中には、ツアーモデルと呼ばれる、全般的に高性能かつ高価格のボールに近い性能だという意見もあります。
特に、やわらかい打感を求めるゴルファー達がこのボールを絶賛しています。パッティング時のフィーリングが良いという意見もよく目にします。
ただし、やわらかいだけに、ボールが傷つきやすいという不満の声もある点は要注意です。
忍三郎がこのボールを実際に使用した感覚をひとことで言えば、「良い意味で普通」です。
評判どおり打感がとてもソフトで、驚くほどではないが飛距離もしっかり出て、そしてアプローチの時にやりにくさも特にありませんでした。
そんな感じで、悪目立ちする特徴が何も無いので、「特別に意識しなくても自分の感覚どおり自然に扱えるボール」という印象でした。
不満が無い、というのは立派な長所だと思います。スコアをまとめるには、案外こういうボールが一番頼りになるかもしれません。
まとめ
忍三郎が初心者におすすめしたい、コスパの高いゴルフボールは次の3つ。
- 価格面で圧倒的に優秀!本間ゴルフ「D1」
- 飛距離アップに期待大!タイトリスト「TRUFEEL」
- 「廉価版ツアーモデル」との声も!キャロウェイ「SUPERSOFT」
「自分のボールはコレ!」と決めてプレーすることで、ボールの特徴もうまく活かしながらスコアアップを目指しましょう。