スイングの時に体重移動なんて
考える必要はない理由
【ゴルフを簡単に】

体重移動は本当に必要か?

ゴルフ教材で、「スイングの時には体重移動をしましょう」というアドバイスをよく目にします。

右利きの人の場合、まず「バックスイングの時に右足側へ重心を移し、そこから左足に重心を移しながら、体重を乗せてボールを打つ…」といった具合です。

しかし、そのようなやり方は、果たしてゴルファー皆に共通する正解と言えるのでしょうか?

初心者・初級者になるべく簡単に90切りを達成してもらうこと目指している、この「にんゴル」の答えは「NO」です。




完全個室スクール「ゴルフパフォーマンス」

最初に結論

スイング時に体重移動のことは考えなくていい

少なくとも、ゴルフスコア90切りを目指すくらいのレベルまでのゴルファーは、ショットの時に自分の重心を右へ左へと積極的に動かしながらスイングをする必要はありません。

もっとシンプルに言えば、スイングの時に体重移動のことは考えなくていいのです。

理由は次の2つです。

スイング時に体重移動を考えなくていい理由

  • 積極的に体重移動を行いながらのショットは、ミスの確率が上がるから。
  • 体重移動をしないつもりでスイングしても、十分なショットが打てるから。

ここからは、これら2つの理由について、詳しくご説明します。

体重移動を意識しすぎないように注意

大切なのは「積極的な体重移動を行わない」こと

本題を進める前にひとつ補足ですが、今回はあくまでも「積極的に体重移動を行う必要はない」というお話です。「無意識の体重移動はOK」だということを忘れないようにしましょう。

「体重移動はしない」という意識でスイングしても、バックスイングやダウンスイングの勢いに身体がつられて、わずかな体重移動は生じるものです。これはOKなのです。

この自然な体重移動を無理やり抑え込むと、かえってぎこちないスイングになってしまいます。

「スイング時に体重移動のことは考えない。」これだけです。

ショットの時に積極的に体重移動を行う必要はない理由

①ミスの確率が上がる

スイングをする時、バックスイングや切り返し、ダウンスイングのタイミングで積極的に体重移動を行おうとすると、ショットは難しくなります。

もともと、ゴルフスイングは体を捻ったり手首を動かしたりと複雑な動きですが、積極的に体重移動をするということは、このただでさえ複雑な動きに、体全体を右や左にずらす動きを追加することを意味します。

これにより、ボールという小さな目標を捉える作業がさらに難しくなります。

いろいろな動きを組み込んで、スイングの動きが複雑になればなるほど、ショットは難しくなり、ボールを打つ精度は落ちます。

ボールを打つ精度が落ちるということは、ミスの確率が上がるということです。

ミスの確率が高まれば、スコアは崩れやすくなります。

狙いの精度を上げるためには、「やらなくていい動きはなるべくやらない」ことが大切なのです。

これは他のスポーツでも同じです。たとえばビリヤードでは指でブリッジを作り、ダーツでは肘を固定するなど、あらゆる「狙うスポーツ」では、狙いのブレを最小化するために、プレーの際の可動部分を極力減らしたり封じ込めたりする工夫をしますね。

狙うスポーツでは可動箇所を少なくする

少し誇張した言い方になるかもしれませんが、積極的な体重移動を行うことで、「スコアを崩す原因」を自分でひとつ作り出している可能性すらある、ということです。

②体重移動を意識しなくても十分なショットは打てる

意識的な体重移動を行うべきでない理由の2点目は、そんなことをしなくてもショットは上手くいくからです。

にんゴルでは、初心者・初級者の方向けに、3つのコツだけで打てる簡単なショットをご紹介していますが、体重移動のことは何も考えずにスイングしても、きちんとボールは打てます。飛距離が極端に短くなるようなこともありません。

そういうスイングで、少なくともスコア90切りくらいまでは全く問題なく到達できるのです。

これは、忍三郎の実体験から断言できます。

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体重移動には良い面もある?

「体重移動には飛距離アップという立派なメリットがあるじゃないか!」と思われた方もおられると思います。それは一理あるかもしれません。

しかし、「それを踏まえてもなお、ショットの時に積極的な体重移動は必要ない」というのが忍三郎の考えです。

飛距離がアップするとは限らない

まず、体重移動を意識したからといって必ず飛距離がアップするとは限りません。

上で触れたように、体重移動のことを何も考えずにスイングしたとしても、自動的に多少の体重移動は起こり、結果的に「ある程度体重を乗せたショット」になります。

そこへさらに積極的な体重移動を加えたとしても、飛距離にあまり関係ない大げさな動きを足しただけになる可能性があるのです。

デメリットの方が大きい

また、仮に体重移動によって「飛距離アップ」というメリットが得られるとしても、それが「ミスショットしやすくなる」というデメリットよりも大きな意味を持つとは思えません。

にんゴルがいろんな記事の中で繰り返し主張していることですが、数ヤードの差が勝敗を分ける超ハイレベルでプレーしているゴルファーでもない限り、「多少の飛距離アップ」よりも「ミスの確率を下げる」ための選択をする方が、はるかに良い結果につながります。

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そんなわけで、体重移動には「飛距離アップ」というメリットがあるかもしれないことを踏まえてもなお、「体重移動のことは一切気にせずにスイングする」ことをおすすめします。

にんゴルでは、100切りや90切りを目指す皆さんへ、ゴルフのあらゆる面をとにかく簡単な方に、楽な方に考えることをご提案していきたいと思います。

まとめ

  • スイングの時に、積極的に体重移動をする必要はない。体重移動のことは一切考えずにスイングしよう。
  • バックスイングやダウンスイングの勢いで自然に生じる多少の体重移動は、出るに任せておけばOK。

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