

今回は、ゴルフで100切りを目指している初心者の皆さんのために、各ホールをどれくらいの成績で上がっていけば100切りを実現できるか、その考え方についてのお話です。
同じ「100切り」でも、捉え方ひとつで、とても難しそうに思えることもあれば、随分簡単に感じられることもあります。
「簡単に感じられる」というのが実はとても大事で、その理由もご説明していきます。
最初に結論
ダブルボギーを基準にプレーしつつボギーへの昇格を狙う
にんゴルがおすすめする、100切りに向けたスコアメイクの考え方は単純・シンプルで、次の通りです。
- 全ホール、とりあえずダブルボギーで上がるつもりでプレーしていく。
- その中で9H以上、ボギーに「昇格」を狙う。
ゴルフでは、全ホールでダブルボギー、いわゆる「ダボペース」で上がると、スコアは108になります。
もしも、このうち9ホールがダボより1打少ないボギーの場合、スコアは99となり、100切り達成です。
「そんな算数は誰でもわかる」と言われてしまいそうですが、実は、この中で大事なのが、108 ⇨ 99という「考え方の順序」なのです。
なぜ「ダボペースの108」を基準にすることが良いのか、そして、具体的にはどうやって、ダボペースからボギーへの昇格を狙っていけばいいのか、以下で詳しく見ていきましょう。
ダブルボギー基準がなぜ良いか
気持ちが楽になる
ダボペースを基準にすると良い理由、それは、心理的なプレッシャーを軽くすることができるからです。

上の図の通り、100切りを考える時には、全ホールでボギーを取った場合のスコアである「90」を出発点にしてスコアマネジメントをしていく考え方もできます。
しかし、ティーグラウンドに立って、まず最初に「ボギーを取らなければ」と思うのか、「ダブルボギーでいい」と思うのかは、心理的負荷の面で大きな違いがあります。
「ダボでOK」と思いながらそのホールに入っていけば、「ボギー狙い」よりもハードルが低いわけなので、肩の力を抜いてプレーすることができ、結果として目標に近づきやすくなるのです。
挑戦を楽しめる
ボギーペースの90から出発する考え方は、「上手くいかなかった回数」を数えていき、それを抑え込むという、マイナス思考寄りのアプローチになります。
それに対して、ダボペースの108から出発する考え方は、易しい課題設定から入り、「想定より上手くいった回数」をひとつでも多く積み上げていくという、プラス思考のアプローチです。
この違いも、なかなか大きいものです。
上手くいかなったホールがあった時に、「ヤバい、もうあと●回しか失敗できない」と俯いてブツブツ言いながらプレーするか、「次こそはボギー取るぞ〜!」と前を向いて次のホールに挑んでいくか。
同じ100切りを目指すとしても、絶対に後者の方が楽しい一日になります。
忍三郎は、ゴルフを「楽しい!」と思いながらプレーできることこそが、一番大事なことだと思うのです。
具体的な戦略・マネジメント
ダブルボギーを基本に考えていくことのメリットが分かったところで、ここからは、実際コースに出た時には何をどうすればいいかという実行方法をご説明していきます。
「ダボペース」はどうやって作る?
あらかじめ「こうやってダボを取る」という基本プランを作っておくことで、毎ホール迷いなくプレー選択をしていくことができます。
ここでは、パー4のホールを想定して基本プランを考えていきます。
ズバリ、にんゴルの提案は次の通りです。
パー4をダボで上がる基本パターン
- 1打目
丁寧なティーショットで150y進む - 2打目・3打目
1打につき100-120y前進しグリーン周りに到着 - 4打目
グリーンに乗せる - 5打目・6打目
パター2打で沈める
この6打での上がり、決して難しいものではありません。
まずティーショットですが、気をつけることはただひとつ。
ちゃんと当ててちゃんと進むこと。
飛ばなくていいからちゃんと当ててちゃんと進むこと。
それだけです。
230yのビッグドライブなど全く不要で、150y進めばOK。
OBや池ポチャなどの大失敗をせずに前方まで進めば大成功です。
ゴルフ場のパー4のホールは、我々エンジョイゴルファーがプレーするレギュラーティーであれば、だいたい350y〜380yです。(もっと短いホールも結構あります)

ティーショットで150yも進めば、その後2打で200y〜230y進めば、グリーン付近まで辿り着けるということです。
2打でその程度の距離なんて、ピッチングウェッジだけで出来てしまうくらい簡単です。
どうでしょうか。
最初の3打、ダブルボギーで良いと思いながらプレーするとしたら、全然難しくなさそうですよね。
この「3打でグリーンの近くまで行く」というミッションを達成するために超役に立つのが、ハーフスイングで打つというやり方です。
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4打目のアプローチは、ボールがグリーン上に無くても、出来るだけパターで打ちたいです。
グリーン全体を巨大な的だと思って、その真ん中付近にボールを止めるつもりで打ちましょう。
芝が深いなど、さすがにパターでは無理だなという場合は、ウェッジか9番アイアンをパターのように扱って、あくまでもボールはコロコロと転がしましょう。
そして!最後のパターを2打で上がるところが、そのホールのクライマックスです。
「果たして決めることができるか!?」というスリルと緊張感を毎ホール楽しみましょう。
ホールごとに3パットになったり、寄せが上手くいって1パットで沈められたりとバラツキはあると思いますが、ラウンド全体でそれらを平均した時に、1ホールあたり2パットに収まっているかどうかが目安です。
自分のパッティングの距離パターンをいくつか作っておけば、平均2パットに収めることは決して難しくありません。
距離パターンの作り方をはじめ、パターのコツをこちらの記事で紹介しています。
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いかがでしょう。
ここまで、ダブルボギーで1ホール終えるまでの基本プランを細かく見てきましたが、高度な技術など何ひとつ必要ないことがお分かりいただけたのではないでしょうか。
「今の自分のレベルでも普通にできるじゃん」と思われた方も多いことでしょう。
ちなみに、パー3のホールでは、パー4からティーショットが無くなったと考えれば良いですし、パー5のホールでは、パー4の2〜3打目のショットがひとつ増えるだけだと思いましょう。
どこでボギー昇格を狙う?
全ホールをダボ、つまりスコア108で上がるための基本プランはできました。
では次は、この基本プランの中の一体どこに、「ボギーへの昇格チャンス」が潜んでいるのでしょうか。
そのチャンスが舞い込んで来るパターンは、ほぼ次の2つだと言い切っていいです。
ボギー昇格チャンスの主なパターン
- 3打目でグリーンを狙うチャンスが来た
- 4打目がピンに近いところまで寄った
先ほど、3打でグリーンの近くまで、と言いましたが、手堅くプレーしている中でも、3打目で「グリーンを狙えるんじゃないか?」というシーンが来ます。
1打目のドライバーが丁寧に打っても180y飛ぶ人は、7番アイアンでも130yくらい飛びますから、3打目はアプローチウェッジ以下で打てるということになります。
もしも、グリーンの周りにバンカーや池が無ければ、グリーンの真ん中を狙っていくことができます。
もしくは、3打目がグリーンに乗らなかったとしても、グリーンカラーの辺りまで辿り着けたら、4打目はもはや、グリーン上で1回目のパッティングを行うようなものです。
そこでピンの近くまで寄せることができれば、次の1打でボギー獲りに挑めるというわけです。
100切りを狙うゴルファーに訪れるボギーの機会というのは、ほぼこの2パターンになってきます。
いかがでしょう。
皆さん自身が手堅くダボペースのゴルフをしながら、「ココ!」という攻め所でボギーを取る様子が、頭の中に浮かびませんか?
このチャンスをを9回以上モノにすれば、100切りが見えてきますよ!
おすすめの練習方法はある?
さあ、100切りを実現する作戦、ゲームプランが出来上がりました。
今回の最後のテーマは「どんな練習をしたら、効率的にこのプランを成功率を高めることができるか」です。
でも皆さん、ここまで見てきて、どんな技術が100切りの鍵になるか、もうなんとなく分かってしまったのではないでしょうか。
そうです。後半3打の精度を上げることが超重要なのです。
その理由は2つあります。
ひとつ目は、後半の3打の方が練習で伸ばしやすいからです。
前半の3打は、上で見たとおり、ハーフスイングでプレーするというやり方に慣れてくると、OBのような致命的なミスを避けながら、グリーンの近くまでは来れるようになります。
しかし、その先は一気に難易度が上がります。
100切りを目指すゴルファーがいくらか練習したくらいで、毎回ベタピンのショットが打てるようにはなれないからです。
一方で、後半の3打は練習しがいがあります。
ピッチングウェッジや9番アイアンをパターのように振るアプローチについて、どのくらいの振り方をすると、キャリーはどれくらい出て、ボールはどれくらい転がるのか。
パターについては、先ほど紹介した記事にあるように、振り幅ごとにどのくらい転がるのか。
しっかりデータを取って、日頃から再現性を高める練習をしているかどうかで、本番のスコアが全然違ってきます。
後半3打を特に練習すべき理由のふたつ目は、グリーンに乗せるショットとパターの精度次第で「ボギー昇格」の成功率が全然変わってくるからです。
先ほどの、ボギー昇格チャンスの2つのパターンを思い出してください。
「3打目でグリーンが狙える状態」と、「4打目がピンの近くまで寄った状態」でしたね。
例えば、「3打目でグリーンを狙える状態」から、本当にグリーンに乗せられたとしましょう。
そうなると、パターを2打で抑えられるか、つまりはパターをしっかり練習したかどうかが成否を分けますね。
では、3打目が少し逸れて、グリーンカラーにボールが落ちたとすればどうでしょうか。
そこからピンに寄せることができれば、「4打目でピンの近くまで寄った状態」というもう一つのボギー昇格チャンスへ持ち込めます。
そこから最後のワンパットで沈められるかどうか、という勝負になるわけです。ここもやはりパターです。
このように、アプローチとパターは、練習するとしないとで実力の差が大きく出やすく、しかもそこが上手いか下手かが特に大きくスコアに影響するという、めちゃくちゃ大事な要素なのです。
ここの技術がしっかりすると、100切りを通り越して一気に90切りすら射程に入ってくるくらい大事です。
こちらの記事でご紹介した、「練習場でドライバーばっかり振り回したらダメですよ」というお話が、ここにもつながってきます。
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今回の話はこれでおしまいです。
いかがだったでしょうか。
これまで何をどうすれば届くのかわからなかった100切りという目標が、実は簡単・シンプルな考え方とやり方で、現実的に手が届くものなんだと実感していただけると嬉しいです。
どうか皆さんが、1日でも早く100切りの悲願を果たすことができますように!
まとめ
- 100切りを実現できる戦略は、ダボペースを基準にしつつボギー昇格を狙うゴルフ!
- そのために大事な練習は、アプローチとパター!










